仕事のバランス

社会保険労務士ブログ

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2015年01月14日


2人の社員がいました。
年齢や入社は近く、役職も職務内容も同じです。
この2人、周りに対する配慮が異なります。

社員に仕事を割り振る際、Aさんは、周囲の仕事量、進捗、習熟度、経験などを
考慮して割り振ります。
対して、Bさんは、お構いなしです。忙しい人にも、夜遅くでも、一番間違いなく
進められる社員に割り振ります。

仕事をミスなく早く片付けて帰ることはいいことです。
仕事が遅いのであれば、仕方のないことです。
同じ状況であれば仕事を片付けた者が先に帰ります。
(手伝うという選択肢もありますが)

仕事をする上で、間違いなく、問題なく進めることは大事ですが、
適材適所や仕事の偏り、教育という観点も重要です。
Aさんのチームの社員は、仕事を教えられ、連携し、仕事量を調整しながら
進めていますが、Bさんのチームでは、残業の多い社員と、手持ち無沙汰な
社員がはっきりしていて、経験の浅い社員は経験不足のままです。

経験不足の社員は、自ら学ぶ姿勢が必要ですが、チームの体制を整えることも
パフォーマンスアップにつながります。


名古屋の社会保険労務士
情報バンク社労士事務所