製造業の国内回帰

社会保険労務士ブログ

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2015年01月06日


個人的に何かを購入する際「made in japan」と書かれているものを
優先して選んでいます。

※選択の余地のないものもありますし「made in 海外」のものも
 多数所有しています。
※特定の海外製品を排他的に購入しない趣旨のものではありません。

品質とコスト高を比較して選択するところですが、職業柄、国内の
企業に支えられていますので、多少なりとも還元したい気持ちが
働いているからです。
製品の輸送に着目しても、国内で生産されたものの方がエコという
考えもあります。

このところ製造業各社が国内生産に回帰しています。
人件費高と円安が主な理由です。

数年前、製造業は生産ラインを海外へ移転しました。
製造業の空洞化が危惧されつつも、中小企業までも競争力維持のため
海外生産を加速させました。

その後、生産国は賃上げにより人件費高に悩まされ、この時点で
「数年後(当時)には、人件費安のメリットはなくなる」と言われていました。
さらにチャイナリスクをはじめとする海外移転への危惧が生じました。

その状況下、昨年後半の急激な円安によって、海外生産のメリットは
なくなりつつあります。
企業によっては、国内回帰の動きを見せていますね。
国内生産、海外生産のメリット、デメリットはありますが、国内雇用が
活性化し、労働環境が改善してくれることを願うばかりです。


名古屋の社会保険労務士
情報バンク社労士事務所