悪いところを見習う

社会保険労務士ブログ

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2014年07月22日


こんな会社がありました。(フィクションです。)

A君:勤続10年、成績は社内でトップだが、ときどきサボっている。
   サボっていることは他の社員も知っているが、成績が出せているため黙認されている。

B君:A君に次ぐ勤続年数、成績はそこそこ、会社のことを考えて行動するが、
   自分の仕事を後輩に丸投げすることがあり、後輩からは人気がない。

C君:入社数年、成績は普通だが、事務処理能力と作業スピードが抜群に速い。
   とにかく効率重視で、やるべきことをやって、さっさと帰る。残業はほとんどしない。

D君:入社数年、与えられた仕事はきちんとするが、成績を上げる努力はしない。

D君の話です。
A君もB君もC君も長所があります。もちろんD君にもいいところがあります。
ただ、D君は他の人の悪いところを見習うクセがあるのです。

A君を見て、営業回りの際はこっそり(バレてますが)サボっている。
B君を見て、仕事は新人に丸投げする。
C君を見て、(新人が仕事をしているのに)さっさと帰る。
その他にも、いろんな人の悪いところを見習うそうです。

会社の社長にD君のことを聞くと、分かってはいるものの人手不足で手が打てない、
与えられた仕事はしてくれるので、これ以上のことを要求して辞められたら困る
と。。

A君、B君に対して、場合によってはC君にも、指導が必要です。

D君に対しても同様に指導しましょう。
あとは…
人手不足が早く解消しますように。
それまでは、他の社員から不満が出ないような評価基準を作りましょう。


名古屋の社会保険労務士
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